2017. 01. 22  


America, The First !

歴代の大統領は通好みの華麗な演説で米国民を鼓舞したものだが、トランプはやはりビジネスマンだった。米国人が案じている事案の解決がきっちり盛り込まれていた演説。

グローバリズムから保護主義への転換、国境を守る(壁の話はしなかった)、雇用は奪われてはならない、インフラを立て直す、テロの根絶、これらを主張していた。

そして、TPP離脱、NAFTA再交渉、オバマケア見直しに向けた大統領令に署名。

「言葉ではなく行動の時だ。繁栄してこそ国家だ。アメリカは再び繁栄する」と宣言し、さっさと契約書にサインする(笑)商売人は、腰が重くては商売にならない。それをトランプは肌で感じ、実践してきたのだろう。

この就任演説、日本のジャーナリズムはボロクソに貶している。「トランプさんは、アメリカの製品が売れないというけれど、私たちはi-Phone 買ってるけどなぁ・・」なんて、無知ないちゃもんをつける。

なぜ「パナマ文書」が、この時代に漏洩したのか。これは多分に意図的だ。それを、ジャーナリストがまったく理解していない。アップルやアマゾン、グーグルやマクドナルドが米国企業だと思ったら大間違いである。

アップルやアマゾンのようなグローバル企業がタックス・ヘイブンを利用し、税率の低いオフショアで税金を支払って、母国である米国では税金を支払わない。企業にとって得にはなるが、国家にとっては大きな損失である。トランプはここにメスを入れようとしている(たぶん、トランプ自身もオフショアで租税回避していると思う。だから税務申告書を開示しないのだろう)

さて、これから一般教書、予算教書が公表され、全てではないとしてもトランプ政権の政策がはっきり見えてくるまでは、何ともいえないのだが、トランプは就任演説で、株式市場が大喜びする「大型減税」と「規制緩和」をスルーしている。代わりに、市場が大いに嫌う「保護貿易」のTPP離脱とNAFTA再交渉には、さっさとサインした。

ここから見えてくるものは何か。

週末、米国市場はご祝儀相場で前日比上昇したものの、ドルは114円台半ばに下押しして引け、シカゴ日経平均先物(円建て)は1万9,130円近辺と、先週末の現物指数とほぼ同水準にとどまっている。市場の右往左往はしばらく続くと考えざるを得ない。

現在、米国株のシラーP/Eレシオは28倍。これは、ほぼ天井だ。トランプ相場はすでに終わっている。ファンダメンタルズでは、米国経済は好調であるものの、直近のドル高が響き、大企業、特にグローバル企業は業績を下方修正してくるだろう。米国株を押し上げてゆく好材料がない。

為替が円安にぶれれば、グローバルマネーが割安な日本株市場を狙ってくるが、さりとて、ここから一気に大相場へ向かうとも思えない。日経平均、1万8,600円(シラーP/Eレシオ16倍)あたりが買い場ではあるが、ここから参戦する場合は、ハラハラドキドキ短期決戦を覚悟すべきだ。イエレン議長の利上げが3月か6月にあれば、ここで調整があるが、本格的なバブル相場の前に、ブラック・マンデーのような大暴落があるはずだ。(その前に警告は出す予定)

(追記)

読売新聞によれば、「政府は2月上旬の日米首脳会談開催を目指し、安倍首相の訪米に麻生副総理兼財務相が同行する方向で調整を進めている。麻生氏の同行は米側からの要請によるもので、日本側も信頼関係の構築につながると歓迎している」とのこと。

麻生さんを連れて来いということは、「円高」を求めてくることはほぼ必至。円安にはならないから様子見が賢明。too bossy ヽ(#゚Д゚)ノ




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