2013. 04. 07  


パオ!

今朝、そう叫んで、両手で卓を叩きました。

ハワイ語で、「完了」という意味ですが、
ここ三週間、寝食を忘れて取り組んできた「福島ーハワイ相続問題」にケリがつきました。

ハワイ在住の三人の相続人が、遺産分割書にサインナップすることを確約してくれたのです。

一度も会ったことのない福島の被災者のために、どれほどの労力と時間を費やしたか判りませんが、
これで91歳の相続人である老女と、その息子さんが特別融資を受けて家を再建し、
生活を立て直す第一歩となるわけで、1926年以来手付かずでいた相続が完了するのです。

思えば、住所も電話番号も判らないハワイの人々を探し出すことからスタートし、
よくぞ三週間で、完了させたものだと思います。

何度も、何枚も英文レターを書き、あちこち電話しては、問い合せました。
日中国交回復に尽力された岡崎嘉平太氏のご苦労などには、比ぶべくもないのですが、
確約を取り付けるまでの道のりは、さすがにハード・ネゴシエーションでした。

これでようやく、自分の仕事に没頭できます。
もう誰も、こんな依頼を私にしないでくださいね(笑)

さて、かつて「諸君!」の巻頭を飾る名物匿名コラムに「紳士と淑女」がありました。
筆者は毎日新聞の記者だった徳岡孝夫氏でしたが、そこにこんな一文を見つけました。

紳士と淑女 徳岡孝夫

 【1993年3月号・・・皇太子ご婚約】

 申すも畏れ多いことであるが(と言いながら申すのだが)我が天皇家の男子は代々やや惚れっぽく、その上思い込んだらイノチがけのようなところがあるように拝察する。

 昭和天皇の皇太子時代、例の宮中某重大事件が突発し、お妃選びは政治的抗争にまで発展した。だが、そこを押し切って久邇宮の長女(現皇太后)に決定したについては、御本人の一言「良子(ながこ)ではいけないのか」が相当に物を言ったと伝えられる。

 また前回のお妃選びでも、旧皇族・華族に候補者は大勢いた。それを全員ソデにして全国民を驚倒させ、街頭テレビの前に釘付けにした「平民との恋」を稔らせたのは、これもまた「テニスコートの誓い」を貫き通した皇太子の粘りだった。

 そして今回・・・逃げ腰になる相手を六年がかりで攻め落としたのは、三たび男の執念だった。相当な押しである。失礼ながら小和田雅子すでに二十九歳。何年か前に外交官試験に通ったと聞いた時から、もうメはないものと思っていた。

(中略)

マスコミがもっぱらハーバート大学卒、東大へ学士入学、オックスフォード大学留学という学歴を時代の皇后に相応しいと持ち上げるのは、当の皇太子殿下もニガニガしく思っておられるのではないか。さながら大学の一流ブランド・コレクションではないか。

 雅子さんは、英語のほかに独仏語も巧みだと言うから、たしかに文句なしのスーパー・ウーマンである。しかし、その事を一度だってひけらかしたりしたか。帰国子女の人たちのなかには、横文字ペラペラになって帰国して、さて生活の本拠となるべき祖国にみを落ちつけたとき、「自分には日本人として必要な何かがポッカリ欠けている」と悩む人が多いと言う。

 何かを読んでいない。何かを見たり聞いたりしていない。何かを習っていない。その何かが何であるのかさえ、分からぬことからくる不安である。ひょっとして雅子さんも、外国生活が長かった分だけ、日本の伝統文化、細やかな慣習やしきたりには一般の人より疎くなっているのではと、密かに悩んだための逡巡があったのだろう。

 それなのに、マスコミは、ああ、呑気なもんだ。ひたすら、国際化時代の皇室、外国語ペラペラの皇太子妃は時代にうってつけ、皇室外交の将来は万々歳だと言う。堪能な外国語で何をしゃべるのか。「日本」について語るのではないか?「日本」をよく知らずに、何を語るのか?

この結婚が失敗だったことは、口に出さずとも、みなが思っていることです。

しかし、あの頃、お妃候補にあげられた名家のお嬢さんの誰が嫁いだとしても、
雅子さまと似たりよったりの状況に陥られていたのではないでしょうか。

美智子皇后の若かりし日のご苦難、こころを病まれたことを、おおかたの日本人は知っていますし、
宮家から嫁がれた香淳皇后でさえ、内親王が4人続いたときのバッシングは相当のものであったと言います。

美智子皇后のご母堂の正田冨美子さんが亡くなられたとき、明治大正生まれの多くの方が、
「実の娘を遠くから心配して心配して、亡くなられた母」であったと口々に言いました。

娘を皇室に、しかも皇太子妃として嫁がせることの並々ならぬご苦労、
そして嫁いだご本人の想像を絶する受難の日々をみなが知っているだけに、

お妃候補にあげられたお嬢さんたちは急ぐように他家に嫁ぎ、あるいは海外に逃れたのです。

女性の顔を大雑把に分類すると、「たぬき顔」と「きつね顔」になりますが、
どうも皇太子殿下は「たぬき顔」がお好きなようで、柏原芳恵のファンでいらしたことは有名でした。

ところが、あの当時、お妃候補のみなさんは、どちらかといえば「きつね顔」の方が多く、
「たぬき顔」は三井家と服部家のお嬢さんくらいだったのですが、
雅子妃は、どんぴしゃの「たぬき顔」で、殿下のツボにピタリとはまる女性だったのでしょう。

男女の好みなど単純なところにあって、自分にないものを相手に求めるのですね。
たいがい、「きつね顔」の人は、「たぬき顔」がお好きですよ。

あの頃、雅子妃だって逃れたかったはずですが、
勤務先の外務省から外堀を埋められて、どうにも逃れることができなくなった、
これが真実でしょう?

そうして迎えた妻を「命がけで守る」と公言されたときは、誰から守るの?と一瞬思いましたが、
民間から嫁がれ、苦労されたご母堂を間近に見てきたからこその発言でありましょう。

しかし、2004年の「人格否定発言」は、かなり言いにくいことを珍しくハッキリおっしゃったのですが、
この世のたいていの事柄は、実は言わずに済ます方がいいのであって、
あの発言は皇太子の若さゆえであったか、あるいは相当に雅子さまのご容態が重かったのでしょう。

陰謀をめぐらして皇太子妃の人格を否定したのは、宮内庁と東宮御所に勤務した役人でしょうが、
こうした人々は今後とも陰謀を使い続けるでしょう。
組織の体質は、そうは簡単に変わらないものです。

一方、雅子妃が自身の受けた被害を、あまりに強く感じ過ぎたのではないかとの疑念も残ります。
こころの病気のかなりの部分は、思い過ごしです。

美智子皇后も、妃殿下時代はいろいろ書かれもしましたし、皇室内でのバッシングもあったと聞きます。
ただ、国民もそれを心配しつつ、救われたのは、東宮侍従だった浜尾実氏が退官された後、
美智子妃を讃えるような文章を積極的に週刊誌等に書かれたことでしょう。

そして、華子さまがバッシングを受けるようなことはありませんでしたが、
それは未来の皇后になる人と、そうでない人との差であって、
秋篠宮妃があまりバッシングを受けないのは、同様のことでしょう。

まあ、男子を産んだ秋篠宮妃と、産めなかった皇太子妃の風当たりの違いもあるのですが、
子は天恵の生命ですから、励んで得られるものではありません。致し方ないことです。

国民は、雅子妃のご病状を心配しているのですが、
一つ救われるとしたら、妃殿下は50歳の誕生日から運勢が好転していくことです。

そのターニング・ポイントが今年の12月であり、
薄紙をはがすように雅子妃のご病状も回復してゆくのではないでしょうか。

それにつけても、皇太子や皇太子妃というお立場は日本では微妙にバッシングを受けますね。
今上天皇も皇太子時代は随分と叩かれましたが、天皇になってからはピタリと止みました。

いずれ、現皇太子も同じようになるだろうと私は睨んでいますが。





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