2012. 11. 26  



地方出張から東京へ戻ってまいりましたが、本日は都内で出張鑑定をしております。
緊急の方は電話へメッセージを残していただけますでしょうか。
こちらから架け直しますので、よろしくお願いいたします。

さて、今回の地方出張で大変うれしいことがありました。

24日の夜、数ヶ月ぶりにKさんが対面鑑定にいらしてくださったのですが、
「お久しぶりです」と仰って、鑑定室へ入って来られたKさんのお顔が、
この2年近く拝見して来たお顔とはまるで別人のように輝いておられたのです。

はじめてKさんにお会いしたのは昨年2月、震災のちょうど1ヶ月前のことでしたが、
奥さまとご一緒にやって来られたKさんは、私の前で肩を落とし、悄然としていました。

彼は、名前を言えば誰でも知っているような有名企業にお勤めで、
かつては実業団チームで活躍されたスポーツ選手でもありました。

そのKさんが、ここ十年以上もうつ病に苦しんでおられるというのです。

そういう状況で、初対面の私のような者に会うことは大変つらかったと思います。
奥さまに補足してもらいながら、ご自身の来し方をぽつりぽつりと語ってくださるのですが、
私と目を合わせることもままならず視線は斜め下、声にも力がありませんでした。

この十年余りの間に、うつ病が酷くて4度の長期休暇を取らざるを得なかったそうですが、
大学生の息子さんと高校生の娘さんを一人前にするためには退職するわけにもいかず、
死にたい苦しみと闘いながらもなんとか仕事を続けて来たそうです。

そのたたずまい、訥弁ながらも一生懸命話してくださる姿に接しますと、
この方のお人柄の良さがこちらにも伝わって来ます。

かたわらで、あふれる涙をふきながら、ご主人の言葉を補足してくださる奥さまも良き人で、
ご自身の苦労は何ひとつ語りませんが、ここまで夫を支えて来た苦労の数々がしのばれます。

占ってみますと、転居の方位に問題があってうつ病になられたことが判りました。
ご自宅を新築され、1998年に旧宅から入居された方位が、「西南、申の八白暗剣殺」なのです。

「この家に転居してから、うつ病がはじまりましたか?」と訊ねますと、
「その通りです」と仰います。

そこで、「方違へ」することを提案してみました。
Kさんのご実家は「北東」方位にありました。
幸いなことに、2011年、彼は、「北東」と「西南」が使えるのです。

4月節に「北東」のご実家へ行って、寝泊りを開始され、
6月節に「西南」のご自宅に戻って来られれば、少しずつうつ病は改善されていくでしょう。

その頃、ちょうど、Kさんのお父さまが不治の病に冒されており、
「父は、いつ頃、もっていかれるでしょうか?」と訊ねられましたので、
「残念ですが、4月中旬には」と応えたのですが、
お父さまは、占った通り、4月中旬に旅立たれました。

その直後に奥さまから電話がありました。
「義母がひとり残されましたので、主人が実家へ泊まりに行くのは義母のためにも良いことです」

きっとこれは、お父さまがご自身の死と引替えにKさんを北東へ引っ張って行ってくださったのです。
わが子を心配し、「なあ、これで元気になるんだよ。今まで苦しんだけど、これからは楽しく生きろよ」と。

根が真面目なKさんは、アドバイスした日程をきっちりこなしてくれました。

こうしたものは、実行した翌日から劇的にうつ病が治るというものではありませんが、
しかし、薄紙をはがすように少しずつ改善されていきます。

そして気がつきますと、「あの苦しんだ日々は、いったい、なんだったのだろう」と思えるほど、
病気も改善され、ポジティブでバランス感覚がよくなった自分を発見するのです。

しかし、私を信じて方違へをやってみたものの、Kさんご自身の苦しみは続いておられ、
2011年2月にお会いした後も何度か鑑定にやって来られて、苦しい胸の内を明かしておられました。

奥さまは、「ちょっとずつ良くなっているのが、はた目にも判ります」と仰ってくださり、
これが私の救いでもありました。

Kさんは、私のお客さまの中でも、「三大心配」のお一人でしたので、
私も毎朝、Kさんが実業団チームでボールを抱えフィールドを駆け回っていた時代に戻れるよう、
氏神さまにお参りして祈っていたのです。

そのKさんが、方違へを終えて一年半後の24日、こう仰ったのです。

今までは来る日も来る日も死にたいと思っていました。
子供の進路や親の問題が起こっても、じっくり考える心の余裕もありませんでした。
毎日、会社へ行くのが辛かったです。

ところが二週間前から、死にたいと思わなくなりました。
この十数年、あれほど死にたいと思っていたのに、先のことを考えられるようになりました。

私は、ゆっこちゃん(奥さま)に救われたと思います。
こんな私に愛想をつかさいないで、ずっとそばにいてくれました。

自分がゆっこちゃんだったら、こんな忍耐のいること、出来なかったと思います。
すばらしい女房です。

24日、Kさんが私に相談されたことは、ご自身の今後のお仕事のことであり、
息子さんと娘さんの将来のことでした。

この日のKさんは、私から視線をはずすことがありませんでした。
私の目を見て、やさしい笑顔を浮かべおだやかに、かつ理路整然と話されていたのです。
その目には力がありました。

Kさん、ここから楽しい人生を愛妻ゆっこちゃんと歩んでください。
いままで苦しまれて来た歳月、本当に長かったですね。
しかしその歳月が長かっただけに、これからの幸せは何倍にも感じられるはずです!

来年、出張に行ったときは、ミッツ旦那と三人で一献かたむけましょう。
たまには、「♪粋な同士が小皿叩いて、ちゃんちきおけさ~」もいいものですよ。




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Re: こんにちは
ジェニファー

風邪をひいておられると、ミッシェルから伺っていました。
(こうやって書くと、みんな金髪碧眼のお嬢さんみたいで可笑しいわね。ホンモノも美人さんだが!)

今月のジェニファーは過去の方災が出る月なんです。今回の方違へとは無関係に。
貴女の場合は、大変な方位を侵してしまっているので、こういう月は体調を崩してしまうのですね。
次は1月に体調を崩しそうなので、あまり無理しないように警戒してください。

過去の方災は一気には消えませんが、今回の方違へで少しずつ薄まっていくことは確かです。
来年の今頃は、随分違うはずですよ。そのうちパラダイスの日々がやって来ます!

温かいものを食べて、睡眠をたっぷり取ってくださいね。お大事に。


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プロフィール

れいらん

Author:れいらん
ご訪問ありがとうございます。

東洋占術歴40年になります。占い師とは「人を幸せに導く職業」だと思ってきました。同時に、多くの方のさまざまな悩み苦しみに接し、人ひとりが人生を生きく抜くことの困難さに思いを馳せずにはいられません。思えば私たちの人生はこころの旅であり、こころには喜びが必要です。こころがつらいとき、どんなに強い人でも自分を支えていくのは難しいことです。その苦しみからどうやって抜け出すか、私の占いが少しでもお役に立てれば幸いです。占いを通じて多くの方々の人生に接してきました。その喜びや哀しみに共感し、一喜一憂する日々はまた、私自身のこころの旅でもありました。

長きにわたり、ご紹介のお客さま限定の対面鑑定をしてまいりましたが、少しでも多くの方のお力になりたいと思い、このブログからの電話鑑定も受け付けることにいたしました。電話が苦手という方にはメール鑑定もご用意しておりますが、電話の方がよりニュアンスが伝わりやすいと存じます。

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