2017. 08. 31  



日経新聞には、(たまに)読みごたえのある記事が載ります。これはその一つ。有料版の記事ですので、日経に遠慮して一日あけて転載することにします。


米国がもくろむ 対北朝鮮「第3のシナリオ」
2017/8/29 20:32日本経済新聞 電子版

 世界の圧力を無視し、日本の上空を越えてミサイルを発射した北朝鮮。この危機は、やがて戦争になってしまうのか、それとも外交で彼らの暴走を止められるのか。トランプ米大統領ですら、明確な答えを持っていないだろう。

 関係者らの話をつなぎ合わせると、開戦か平和解決という両極端の結末だけでなく、米軍が秘密作戦を試みるなど、和戦の中間シナリオもあり得るように思える。

 これまで、トランプ氏が外交解決に軸足を置いてきたのは明らかだ。とはいえ、この路線が奏功する確信があるわけではない。

 「このオプションをどう思うか」。7月31日、安倍晋三首相との52分間の電話では、今後の選択肢についてそっと打ち明け、安倍氏の意見を聞くやり取りが中心だったという。8月15日の電話(約30分間)も同様だった。特に、彼が判断しかねているのが、どこまで中国が頼りになるかという見極めだ。今回の発射で、その迷いはさらに深まるにちがいない。

 それでも米国は当面、中国と協力し、外交で北朝鮮の核ミサイル配備を阻む努力を傾けるだろう。にもかかわらず期待した成果を見込めないなら、米国はそう遠くない将来、この路線を再考せざるを得ない局面を迎える。核弾頭を積んだ大陸間弾道ミサイル(ICBM)を北朝鮮が配備し、米本土が核攻撃の本物の脅威にさらされる日が迫っているからだ。

 米政権は当初、そうした事態に陥るまでに約2年の猶予があるとみていた。だが、国防情報局は最近、来年にICBMが配備されかねないとの分析に転じた。

 問題はそうなったとき、米国がどのような対応に出るのかだ。ざっくり言って、2つの選択肢がある。ひとつは北朝鮮の非核化をあきらめ、それを使わせない抑止策に重点を移すことだ。オバマ前政権のライス元大統領補佐官が最近、こんな意見を唱えた。

 もう片方の対応はその逆だ。軍事行動を辞さない姿勢をさらに強め、北朝鮮に核ミサイルの廃棄を迫る。それでもだめなら、本当に軍事作戦の準備に入るという、ぎりぎりの強硬路線だ。

 このどちらになるか、日米韓の識者らに聞いても予想は割れる。だが、あえていえば、私は後者の方が可能性が高い気がする。

 以前、私は本欄で、米国が先制攻撃に出るのは難しい、と指摘した。北朝鮮からの反撃で、韓国内でも数万~数十万人の死傷者が出るという試算があるためだ。

 この読みはいまも同じだ。ただし、北朝鮮のICBMが配備され、米本土の大都市が壊滅させられる危険が現実になったら、話の前提は変わる。北朝鮮から核の脅迫を受けながら生きることを、米国が甘受できるとは思えないからだ。実はこんな秘話もある。

 米太平洋軍が司令部を構えるハワイ州。6月19~21日に日米韓から計約40人の当局者と識者が集まった。各国別のチームに分かれ、北朝鮮危機をテーマに非公開の模擬演習をするためだ。主催したのは米シンクタンク。細かな事前の擦り合わせはなく、ぶっつけ本番の演習である。その結果は衝撃的だった。参加者によると、次のような展開になったという。

 【フェーズ(1)】北朝鮮が6回目の核実験を実施し、核を積んでいるとみられるミサイルを発射台に置いた。米国は警告として、平壌市内の金日成元主席の銅像をミサイルで壊した。

 【フェーズ(2)】北朝鮮は挑発を強め、韓国の離島を攻撃。米国は「核ミサイル」の発射を阻むため、韓国の制止を振り切って先制攻撃を強行し、ミサイルの発射台を破壊した。

 演習はここで終わった。あくまでも仮想のゲームである。ただ、この結果は、核ミサイルを北朝鮮が配備すれば、情勢が一変し、軍事衝突につながりかねない現実を暗示している。実際に、米国はひそかに軍事作戦の中身を詰めている。内情に通じた米安全保障専門家によると、米軍首脳はすでに約10通りの作戦案をまとめ、ホワイトハウスに提示したという。

 もっとも、これらはいざという場合に備えた「保険」のようなもので、実行への準備が加速しているわけではない。元軍人のマティス国防長官らは「戦争の悲惨さを知り抜いており、性急な攻撃には極めて慎重だ」(元米高官)。

 それでも将来、米国が軍事行動は避けられないと判断した場合、どんな展開が考えられるのだろうか。(1)全面攻撃(2)限定的な空爆(3)特定の標的に対する秘密作戦――の3つのパターンがある。

 日米の安保専門家らによると、米政権が(1)を選ぶという予測はほとんど聞かれない。甚大な犠牲を強いられる韓国が反対するうえ、中国の出方も読めないからだ。逆に「あり得る」との見方が多いのが、(3)の秘密作戦だ。

 核やミサイルの地下施設を狙うのは難しいにしても、北朝鮮軍の通信網を破壊したり、潜水艦をひそかに沈めたりすることはできるかもしれない。それにより、金正恩(キム・ジョンウン)委員長に米国の軍事力と決意を思い知らせ、核ミサイルの放棄を迫る。そんな威嚇のための軍事作戦だ。

 政権を転覆したり、38度線を越えて侵攻したりする意図はない――。ティラーソン国務長官はこんな趣旨の発言を繰り返す。将来、米国が秘密作戦を実行したとき、北朝鮮が過剰反応し、全面戦争に走るのを防ぐ。優しく響く彼の発言には、そんな地ならしの思惑も含まれているのかもしれない。

(本社コメンテーター 秋田浩之)




つまり、(1)全面攻撃(2)限定的な空爆(3)特定の標的に対する秘密作戦、の3つのパターンのうち、(3)ならば十分にあり得ますよ、ということです。日米の防衛筋から聞こえてくる話を総合すると、この辺が落としどころとなるのでしょう。

(3)でよくあるのはブラック・アウト(大停電)です。ウクライナで、変電所へハッキング攻撃が行われたケースとか、ドイツでは製鋼所へのハッキング攻撃で溶鉱炉のひとつが甚大な被害をこうむったこともありました。

特定の標的が人間であれば、あの人が突然死したりすることもあるのでしょう。

「内情に通じた米安全保障専門家によると、米軍首脳はすでに約10通りの作戦案をまとめ、ホワイトハウスに提示したという」とあります。ということは、後はトランプ次第ということになるのですが、トランプは目下、国内のハリケーン対策で北朝鮮などに構っていられぬ、というところなのでしょう。表向きは。

いずれにしても中国が、こと北朝鮮問題に対していい加減な対応ばかりしているのが困るわけです。中国の野望は、北主導による朝鮮半島統一(当然に半島から米軍は退去)。のらりくらりも、時間稼ぎにわざとやっているわけで、いけすかない国よねぇ。

今月は、私の周囲で様々なことがあって実に大変な一ヶ月だったのですが、そんな中で12本の記事をアップしました。なにか、グランドスラムを達成したような気分(笑)


  ふるさとは遠き嶽きみ茹でる母


「嶽きみ・だけきみ」と呼ばれるとうもろこしが青森にございます。そろそろシーズンでして、私のところへは毎年届くのですが、通信販売でもお求めいただけるようです。「嶽きみ」で検索しますといろいろ出てきます。津軽より、お奨めのひと品。
  


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2017. 08. 29  

今朝、多くの人がそう思ったに違いない。


えりもといえば、即、森進一と反応してしまう自分が単細胞過ぎて、いささかゲンナリした今朝。

わけのわからないことで 悩み、黙りとおした歳月。うかうかしていては、老いぼれになってしまうから、悲しみは拾い集めて、暖炉で燃やしてしまおう、という若さゆえの歌だったと、しみじみ思う。

実際に老いぼれてみると、日々の苦労は若い頃以上に尽きなく、拾い集めることができないほど悲しみは深く横たわっていて、それらをじっと受けとめ、再び、黙りとおして生きてゆくしかないことがわかる。それが人生というもの。

歳月とは、人にそうした覚悟を与えてくれるものです。だから若者よ、安心していい。なんとか乗り越えて生きてゆけるものだから。

苦労がちっとも身につかぬ、覚悟のない老いぼれだけが困った存在となってゆく。


北朝鮮のミサイルが日本上空を通過。キッチンでおみそ汁をつくっていたら、i-Phone が鳴るので、思わず火を止めた朝6時。

今回初めてJアラートが使用されましたが、2017年8月29日は、戦後初めて「空襲警報」が鳴った日として、記憶に留めようと思います。

「グアム攻撃できる」と豪語した以上、グアムに撃たなくとも、北は別方向に同程度の距離は撃ちたい局面でしょうけど、日本に最大の圧力をかけつつ、米国の報復を招かないギリギリのところで寸止めした、ということなのか。

気になるのは、米国のコメントがあっさりし過ぎていること。対応に苦慮しているのか、軍事行動に移る準備なのか何なのかはわかりませんが、注視する必要あり。

ここで一瞬円高に向かっているのですが、それはここ10年ほど「リスクオフ=円買い」という、刷り込みに基づく仕掛けによるものであって、実際に日本が攻撃された場合、円高にはなりません。

しかし、こんなことばかり繰り返していたら、いずれ金正恩は突然死するのではないかしら。


  ミサイルが落ちて秋刀魚を驚かす






2017. 08. 28  

端(ハナ)をきる藤田菜七子のさやけしや


今の時季、七十二候は「天地始めて粛し/てんちはじめてさむし」で、空も大地もすべてが粛々と改まるという意味があります。

今朝など早暁に起き出して家の外にでると、昨日までとは風が違う。たしかに秋がそこまで来ていることが実感されます。天地はじめてさむしとは、よくぞ言ったもの。

古今集、藤原敏行朝臣による「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」も同様。視覚ではなく、「風の音」という聴覚で季節の推移を感じ取る感性の鋭敏なことに、びっくりしたじゃ(おどろかれぬるの津軽弁訳)。

さて今日は「亥の七赤」の日で、月の「申」と日の「亥」は尅し合う十二支なので、「8時42分頃、恵比寿駅で発生した人身事故の影響で、山手線は運転を見合わせ。振替輸送を行っている」というニュース。

みなさま、どうぞ、今日一日をつつがなくお過ごしください。

北朝鮮が1か月ぶりのミサイル発射をしました。先軍節もあり、北朝鮮も国内的に何らかのアピールをする必要があっての措置とみられます。

とりあえず米韓合同軍事演習は31日に終わりますが、次は9月9日の建国記念日があり、何らかの動きに出ることは十分に予想されます。

米国にとっても最終的な落とし所は対話となります。ただ問題はそのやり方。

今後の展望ですが、おそらく、状況は好転せず、この状況がズルズル続くことになるでしょう。北朝鮮は、核とミサイルの実験を続ける可能性が高い。

これに対し米国は、やはり強硬なレトリックで対抗し、何とか中国を動かすほかはないわけです。

その中国は、少なくとも秋の共産党大会まで大きな動きに出ることはできない。共産党大会以降も、明るい展望を見出すことは恐らく無理で、米国は経済対話も含めた大きなパッケージを追求するほかないでしょう。

いずれかのタイミングで北朝鮮との交渉に乗り出すとみられますが、その段階で、どこまで米国と中国が握って、中国の働きかけによって北朝鮮を取り込めるか、ここが正念場となるのでしょう。

では北朝鮮と対話を行うとして、過去の失敗を繰り返さないために、すなわち核・ミサイル開発の中止を完全に履行させるために何をすべきか。

これは難題なれど、以前と異なる要素を見出すとすれば、米国と中国の関係であり、すなわち、トランプ政権という一貫して強硬なアプローチをとる政権が、中朝関係の悪化に流れを変えてゆけるか否か、ここがトランプの正念場。



2017. 08. 25  

クヴィント・ブッフホルツ「猫の集会」


本来は昨日書くべき内容ですが、その時間が取れなかったものですから、ご容赦ください。

ブログに取り上げたこともあって、一昨日、高校野球の決勝戦を、途中から観戦してみました。

テレビ前に鎮座ましましで観るのは本当に久しぶりのことで、三沢高校vs松山商業(昭和44年)以来か。いやいや、作新学院の(小憎たらしくも)ストイックな江川を観た記憶もある。だが清原もゴジラ松井も記憶にない。ならば43年ぶりぐらいか。ということで、今世紀初の高校野球観戦と相なったわけです。

これはカルチャーショックでした。

いつから子ども等は、あんなにバカスカ大きな当りを打つようになったのだ。

スクイズなんてしないのね。とにかくバカスカ。おばば、びっくり!

往年の東映フライヤーズが一瞬、脳裏をよぎりました。「月に向かって打て」と、コーチのアドバイスで打撃開花した大杉というナイスガイと、いまや球界のご意見番とはなりましたが、当時はシェイプアップどこ吹く風の太鼓腹だった山賊のごとき張本が、バカスカ打つだけの大味な職業野球をやっていたのです。

高校野球があまりにも打高投低になっていて、これは面白いを越えて、ピッチャーがたまらないのではないか、と考えさせられました。

あのカキーンという音の金属バットが球を飛ばすのでしょうか。

あるいは、現代の球児たちがトレーニングと食事で強靭な肉体をつくり、ピッチングマシーンで速いボールに慣れさせ、みたいなメニューで鍛え上げられているのでしょうか。

例えがわるくて申し訳ないのですが、まるで「養殖」みたい。

私の記憶にある高校野球とは明らかに違っている現状を目の当たりにして、単に浦島太郎的なギャップとは別の、飛ばないボールでも作らないと、打高投低の勢いは収束しないのではないかと、感じ入った次第です。

とは申せ、花咲徳栄ナイン、優勝おめでとう!

14-4でしたが、点差ほどの実力差はなかったと思います。広陵もいいチームでした。ことに、中村君は逸材ですね。

花咲徳栄も広陵も澄んだ眼をした子どもばかりで、これがいまの時代の特徴。私たちの時代の、例えば江川みたいな一筋縄ではいかぬ眼をした子がいないことに驚くのです。

スポーツダメダメおばばの、(的外れ)高校野球観戦記でした。


  狼藉の果てのお昼寝トラとタマ







2017. 08. 23  

長野県阿智村


今日(23日)は二十四節気の「処暑」。ここから8月の後半戦が始まります。今週末から地震が多くなる傾向です。特に、月末から月初にかけて要注意。株式市場、後半戦はなだらかな上昇トレンドとなりましょう。問題は9月です。

お盆休みが終わると「夏の終わり」の気配を感じますが、本日のわが家、8時半の時点ですでに30度(笑)久々のジャマイカ気分です。そろそろエアコンにお出まし願う体感温度になってきましたが、なぜか扇風機で我慢できている今日の私。湿度のせいか。

スポーツまるでダメの私が取り上げる話題でもないのですが、高校野球。広陵(広島)と花咲徳栄(埼玉)がトーナメントを勝ち上り、本日決勝戦を迎えるそうです。

甲子園へ東方位で向かった広陵、片や西方位で向かった花咲。今年は3年生が「卯の一白」、2年生が「辰の九紫」。これが如何なる結果に結びつきますか。広島や埼玉にゆかりのある方々は、午後は仕事どころではありませんね。

花咲徳栄のある埼玉県加須市は「かす」でなく、「かぞ」だと知ったのは数年前のことでした(恥)この一帯は埼玉、茨城、群馬、栃木の北関東4県がひしめき合うという、風土として非常に興味深いゾーン。

おまけとして、この界隈から千葉の柏方面にかけた一帯には地震の巣があるらしく、たまに直下型がクル━━━━(゚д゚;)━━━━!!)━!

二千有余年の歴史をもつ大宮氷川神社は、古代の人々が地震を鎮める目的で建立されたのではないかと考えています。氷川さまと鹿島神宮は、まるで東西に定規で線を引いたのではないかと思うほど、一直線。この間に香取神宮がおわします。さらに、鹿島神宮から大洗の玉前神社は北へ一直線。すべて地震ゾーンに建立されている神社の一群ですが、古代から続くまことに荘厳な神社ばかりです。

わが家ではなぜか、国境越えのテレビ埼玉(略してテレ玉)が観られるのですが、元日のゴールデンタイムに放映される「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」という、実に昭和な特番がありまして、これは元日の秘かな楽しみ(笑)

トリを努めるのは上田清司埼玉県知事。今年もハカマ姿で荒城の月を熱唱。しかしながら、司法試験崩れで政治家目指したような御仁だから、何をやってもつまらない。地べた這いずり回って生きて来た人間の持つオーラ、これがないのね、上田さん。いつもオブラートでくるんだような歌いっぷりで、一度は裸になってはじけてごらん!

それに比べれば、一代で商売を築き上げた泥くさい社長、先祖の商売を死守してきたような社長たちは、すばらしく個性的。商売のため、ここに来てんだぞ、という”あきんど”の根性が伝わって来る。馬車道も清水園も行ったことはないけれど、出不精の私にも行ってみたいと思わせる、埼玉のラスボスたち(笑)

個人的には、蓮田病院の理事長が楽しみだったのに、今年は出場されなくて、秘かに心配しています。病院職員によるバックダンサーも実に良かった。入院するなら蓮田病院に、とまで思わせてくれた理事長と職員のみなさん。お元気でしょうか。

 「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」って何だ?

   
    星月夜八百屋お七の悩み聞く



2017. 08. 22  

ロバート・キャパ(1954年、東京)


昨日、欧州のテロについて触れましたが、なぜかイタリアだけは無傷なのです。

スペイン、フランス、イギリス、ベルギー、ドイツなどEU主要国のほとんどにおいて、イスラム国やアルカイダなど、イスラム過激派によるテロ事件が発生しているにも関わらず。

イタリアにはバチカン市国があり、彼らにとっては不倶戴天の敵であるローマ・カトリックの総本山があります。当然にローマ法王庁はターゲットの一つでしょう。しかし、イタリアでテロは起こらない。

その要因はイタリアのマフィアにあるのでしょう。警察の対テロ戦略の成果というより、自身の勢力圏を死守するマフィアの存在。

イスラム過激派テロ組織は、まずコミュニティーを作り、そこから学校や職場などに仲間を作り、根を張って深化していく。ところがマフィアは、外国人、特にイスラム勢がコミュニティーを作ることを許さない。

マフィアがイタリアをテロ組織から守っているという、まさに「毒をもって毒を制す」を地でゆく話。

資金凍結され弱体化しているテロ組織。その資金を、裏でマフィアが移動させるなどして協力しているという噂もあります。

私のお客さまも、さすがに今年は(来年も)北方位へ旅行したいと仰るかたは誰もおりませんが、欧州へ行きたいと思うのでしたら、西北のイタリアがいいですね。

♪フニクリ、フニクラ、フニクリ、フニクラ~

米国には、発見者ということで「コロンブス・デー」なる祝日があって、毎年10月の第二月曜日なんですが、ラジオをつけると、朝から「フニクリ・フニクラ」が幾度となく流れてくる。軽快なリズムが米国人を惹きつけるのでしょうが、イタリアにはもっと名曲があるだろうと、突込みを入れたくなります(笑)

こうしたところを皮肉屋の英国人からはバカにされるわけですが、国同士は最強の同盟国なのに、国民同士はお友達になれないという米英。文化が違い過ぎますね。

日本では、「鬼のパンツ」。

今日は「巳の四緑」。マイルドな一日でありますように。


   ダウニーの匂ひ重たし熱帯夜



2017. 08. 21  



先週の土曜日は、お客さまのところで次々と「異変」が起こり、その対応に追われた一日でした。

異変多発の原因をざっくり解説するならば、それは土曜日が「寅の日」だったからということになりましょう。

8月は「申の月」ですから、「申」の対冲である「寅」の日は、よくないことが起こりやすいわけです。

次の「寅」は31日ですが、夏休みの宿題に追われるお子さんたちが盛大に焦る日でありまして、すでに、なにか大変な予感が(笑)

先週の日本はお盆ということもあって、為替と株式市場以外は平穏な一週間でしたが、世界に目を転じると、北朝鮮問題にはじまり、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者と反対派の衝突、スペインでのテロ、そして最後にバノン解任というビッグ・サプライズがあり、まさに激動といった様相の一週間でした。

シャーロッツビルでの暴動事件は、もっと無難に済ませる方法はいくらでもあったはずなのに、トランプは乱を求めたいのか、余計なことをやらかしてくれるわけで、単純に我慢が足りないだけなのかもしれません。しかし今回ばかりは、多くの国民から激しい批判を浴びるばかりではすまなく、トランプ政権に協力していたビジネス界や共和党議員からも厳しい批判が寄せられました。

さらには政権の高官、軍のトップからも人種差別を非難する発言が出て、まさに大統領一人が孤立する状況。ここまで四面楚歌になったのは、政権発足以来初めてでしょう。

そして、トランプの問題発言の背後にある思想、これを体現するスティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問が電撃的に辞任するという衝撃の展開になったわけです。

この二つの問題は、トランプ政権を一転させる爆発力を秘めており、後から振り返れば、ここで潮目が変わったということになるのでしょう。

彼は1月に、西南方位にあるホワイトハウスへ居を移されたわけですが、これが「寅の八白暗剣殺」方位ですから、今月のような「申の二黒」の月に、彼の身辺には異変が起こるということです。

さて、テロ問題ですが、パリ、ブリュッセル、ニース、ベルリン、ロンドン、ストックホルムに続いて今度はスペイン。欧州でのテロが常態化する状況になってしまいました。一つの要因が、イラクとシリアにおける「イスラム国」の壊滅。少なくとも短期的にはテロの活発化を覚悟せざるを得ないでしょう。

日本から方位をとるとき、バルセロナとベルリンは「北」と「西北」の境い目にあって、判断が非常に難しい地域です。パリ、ブリュッセル、ロンドン、ストックホルムは北になりますが、ニースは西北。しかし北海道の東端・根室や知床からみれば、ニースとて北になりましょう。

パリ、ブリュッセル、ベルリン、ロンドン、ストックホルムにはお客さまがおり、テロ報道に接するたびに安否が気になって、つい外務省のサイトなど検索してしまうのですが、どうかみなさん、元気でいてくださいね。魔除けに、自分が「これ」と思うお守りを一つ、身につけておきましょう。

  夏痩せて浅丘ルリ子Aカップ





2017. 08. 17  


金正恩がグアム沖へのミサイル発射を見合わせたとの報道。

この問題への関心が高いのか、NHKは「緊迫、北朝鮮情勢」という親切なサイトまで作って、力が入っています。(昨日は貶しておりましたが、笑)

現状推移は以下の通り。

グアム島周辺への弾道ミサイル発射計画について、「米の行動をもう少し見守る」と発表した北朝鮮

トランプ大統領は、新たな投稿で「キム委員長はとても賢い決断を行った」と書き込み、北朝鮮の対応評価

米国は今後の北朝鮮の対応を見守るも、来週からの米韓合同軍事演習を控えて引き続き警戒



グアム島周辺へのミサイル発射予告に対し、トランプが北朝鮮を煽るような発言をしたことによって、北朝鮮としては引くに引けない状況に陥っていたことが、今回の不穏な状況を招いていました。

金正恩も内心では、「マジで攻め込まれたら、これはヤバイぞ!」と、相当焦ったことでしょう。

一見北朝鮮は、非合理な挑発を繰り返しているようで、実は米国が軍事力を行使しなくていいよう、慎重に言葉を選んでいるのですが、これがまた、トランプにだけは通じない(笑)

米国が軍事力を行使すれば、北朝鮮の現体制は崩壊してしまう。それをいちばん理解しているのが金正恩。

頭髪は黒電話ですが、中には鋭敏な脳みそが詰まっている坊や。

要は、北朝鮮の本気よりも、米国の本気の方が怖いのです。


  新涼のいま灯りたるバーの窓




2017. 08. 16  

仲間と認めてもらえるか

今年は夏のさなかに雨が続いています。ちょうど今頃は稲の穂が出て、花が咲いてゆく時期。それにはギラギラした太陽の力が必要で、人間がいくら頑張ってもどうにもなりません。

私は農家の出ではありませんが、母は津軽の穀倉地帯に生まれ育ったせいか、夏になるといつも稲の穂が出たかどうかを気にかけ、父の運転する車の助手席で窓外の稲ばかり見つめていたものでした。

そこで稲の穂を見つけると、「これで農家の人々がみんな食べてゆける」とばかり、安堵していたのが懐かしく思い出されます。私は18歳から都会で暮らしてきましたが、門前の小僧ならぬ、母の一喜一憂を間近に見て育ちましたので、この時期の冷夏は稲作への影響がとても気になります。

1993年の「癸酉/みずのと・とり」は、夏のこの時期に雨が続きました。結果として日本の稲作は総倒れで、タイ米など混ぜたごはんを食べたものでした。

個人的には、ワンカップ大関が店頭から消えることの方が心配で、それを口にしたら、牛久出身の大先輩に「デレスケがごじゃっぺ言ってんじぇねぇ!」と叱られましたが、通訳するとたぶん、日本中が主食のお米が手に入るかどうか心配しているときに、酒のことなんか心配しているお前はでくの坊だ、というお叱りだったと思います。

今年の「丁酉/ひのと・とり」は、日照りと大雨が交互にやってきますので、農家の方々は本当に大変です。

暑ければ暑いで、ジャマイカに居るみたいだとか文句ばかり垂れておりますが、農家の人々を思うと、やっぱり夏は太陽が顔を見せてくれなければ困ってしまいます。お天とうさま、どうかどうかお顔を見せてくれませんか。天の岩戸の前でひれ伏している気分。

かつて評論家の大宅壮一が、「ジャーナリズムの反対語はアカデミズムではなく、マンネリズムである」と言っていましたが、8月になると毎年繰り返されるお定まりの懺悔ジャーナリズム。平和への誓いを新たにとか、核兵器を廃絶せよとか、戦争体験を語り継げだとかいうアレです。戦時のことを平時の論理で語るアレ。あんなものを受信料で延々と作り続けているわけですが、「この世界の片隅に」のリアリズムには遠く及ぶまい。

地上波のテレビは、朝ドラとマツコちゃん以外は観ないので、今年の夏も清々しくしておりましたが、鶴を折っていれば平和が来るわけではないことは、みんな知っています。北朝鮮がミサイルを撃つか撃たないか、どこに落ちるかもわからない。そんな中で現実味のない建前を延々と繰り返しているマンネリズム。大宅壮一の言葉は、けだし名言です。

今朝、メールをチェックしたら、友人から「大井競馬場で的場文男さまを見て来ました」という一文が(笑)

私と同い年の彼女は定年まで働き、ようやくホッとできたと思うやいなや、復職する娘さんから孫の世話を押し付けられたと嘆くので、私たちと同じく還暦を迎えた的場文男騎手が今も現役で活躍している話をし、生きるよすがにでもなればと、的場さんの「還暦ジョッキー がむしゃらに、諦めない」という著書を送ったのが6月。

的場文男にすっかり感化された彼女は昨日、旦那さんと一緒にどしゃ降りの大井競馬場で初競馬を堪能したと。

昨日の大井なら、田んぼの中を走るようなレースだったと思いますが、そのメールに知りもしない、しかしとても興味あることが書かれていました。

旦那さんのお父上は戦争から戻って、大井に職を見つけられたそうですが、日本が高度成長期に入るまでは社内ものんきで、ヒマなときは自転車で大井競馬場へ出かけていたそうな。なんともまあ、うらやましいような時代ですが、当時の日本は等しく貧しかった時代でもありました。旦那さんは北品川で育ったので、夏休みになるとお父上と二人、自転車に乗って大井競馬場へ出かけたものだったそうです。

今はおしゃれな大井競馬場も当時は草ぼうぼうで、海側には警察官がズラリと並んでいたと。それはオケラになった人々がやけっぱちになって海へ飛び込み、自殺するのを防ぐためだったそうで、昭和も20年代や30年代は、今日のごはんを口にするのが人々の最優先課題であったことがよく分かる話です。しかしまあ、なんとも刹那的。

競馬に勝ったか負けたかはメールに書いてありませんでしたが、きっと負けたでしょう(笑)昨日、申の八白の人は絶対に勝てない日で、たぶんカスリもしなかったのではないかしら。それでも敬愛する的場さんの勇姿を拝むことができ、友は十分に満足だったことでしょう。

勝てる日と勝てない日は、あらかじめ決まっていて、競馬の神様と呼ばれた今は亡き大川慶次郎にも、カスリもしない日はあったはず。相撲でいうところの「や」の日と、「や」のレースをあらかじめ知ることが、バクチ打ちにはとても大事なことです。

人生も同様に、勝負の日と「や」の日は存在します。

  
  弟よ母よ乗りませ茄子の馬



2017. 08. 09  

72年前の今日。1945年8月9日、長崎原爆投下。ジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」。


毎年8月には広島と長崎で原爆被爆者の慰霊祭が開かれます。ここで市長や総理から核兵器廃絶が大切との声明が発表されますが、現時点から見通しうる将来に、残念ながら核兵器が廃絶されることは絶対にないだろうと思います。

核兵器の保有国は、米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮。イスラエルも保有宣言はしていないものの、核保有国とみなされています。

歴史から学ぶべき、最も重要なことは「人々が歴史から学ばないという事実」です。

「我々は核兵器のない世界ではなく、戦争のない世界を目指すべき」と語ったのは、英国のサッチャー元首相でした。

上記9カ国が、易々と核兵器を手放すことなど絶対に考えられないわけです。

こと左様に長崎忌の今日、北朝鮮リスクへの警戒感で、安定的な「円」が買われ、ドル円は109円後半と6/15以来の安値を更新。(お盆の閑散期を狙った、インチキな仕掛けの類じゃないかとも受け取れるわけですが)

米国政府は、北朝鮮における米国人の退去を8月中に完了させるよう勧告。9月からは渡航禁止措置を発令する予定となれば、年月同盤の9月は北朝鮮リスクも多少警戒しなければならないでしょう。

米国務省は2日、北朝鮮への米国人の渡航禁止措置を9月1日から実施するため、米国パスポートを持って北朝鮮に滞在している渡航者に対し、8月中に国外へ退去するよう呼び掛ける海外安全情報を出した。

 渡航禁止措置の実施後も、ジャーナリストや赤十字など人道支援活動の従事者のほか、渡航が国益に資すると判断された人は例外的に認められる可能性があるという。

 国務省は、北朝鮮で拘束された米国人大学生オットー・ワームビア氏が昏睡状態に陥り、解放後に死亡した問題を受け、7月に渡航禁止を決定した。(共同)



上掲、焼き場の前で直立不動の長崎の少年。キリッと真一文字に結ばれた口元、哀しみをたたえた眼差し。後世に生きる者は、この一枚の瞬間に強く胸を打たれます。涙する人もいるでしょう。ご存命であれば、80歳くらいでしょうか。その後の人生がお幸せであったことを願わずにはいられません。

【追記】

この写真は、亡くなった幼い弟を、おんぶ紐で背負い、直立不動で火葬の順番を待っている10歳くらいの少年を撮影したもの。はだしの少年の、きつくかみしめた唇には、血がにじんでいたと、後にオダネル氏は語っている。足に浮腫がみられた少年は、その後どんな人生を歩んだのか、オダネル氏は再会を望んだが、果たせなかったという。

オダネル氏は2007年8月10日、テネシー州にて永眠。偶然とはいえ長崎忌の翌日に亡くなられました。奥様は日本女性、坂井貴美子さん。当時のNYTは以下のように伝えています。

The cause was complications of a stroke, said his wife, Kimiko Sakai. She said that he had had more than 50 operations, among them surgery on his colon and his heart, and that he had attributed his poor health to radiation exposure resulting from his visits to Nagasaki and Hiroshima.

死因は、妻坂井貴美子によると、卒中が併発したものだった。彼は50回もの手術をしていたし、それには直腸や心臓の外科手術も含まれていた。彼が健康を損なっていたのは、彼が長崎と広島を訪問したおりの被爆によるものだった。

Mr. O'Donnell also ventured to Hiroshima and to cities bombed with conventional weapons. He carried two cameras. With one, he took pictures for the military. With the other, he took pictures for himself. When he returned home after the war, he put the negatives of his own photos in a trunk and locked it, emotionally unable to look at them.

オダネル氏はまた広島や通常兵器を受けた諸都市も訪問した。彼は二つのカメラを持っていた。その一つで従軍用の写真を撮り、もう一方で彼自身のための写真を撮った。戦後彼は帰国し、その写真のネガをトランクに詰め封印した。感情的に見ることができないからだった。

When he finally could, nearly a half-century later, he was so repulsed that he threw himself into protesting nuclear arms. In 1995, he published in Japan a book of many of those photos, and, a decade later, another in the United States. He lectured and exhibited in both countries.

約半世紀して、それを見られるようになったとき、彼は打ちのめされ、核兵器反対運動に身を投じる。1995年、彼は日本で多くの関連写真を出版し、10年後に米国で出版した。彼は両国で講演と展示会を行った。

 (記事はこの後、スミソニアン航空宇宙博物館の展示問題にふれている。彼は、原爆は「しかたがなかった」とするスミソニアンの展示趣旨を受け入れることができなかった)

The photographs were stricken from curators' plans, as were other features that offended veterans. In an interview that year with National Public Radio, Mr. O’Donnell contended that, given what he had seen immediately after the war, Japan could have been defeated with conventional arms, and without the hundreds of thousands of American casualties that an invasion of the Japanese home islands had been expected to entail.

退役軍人の怒りを買った他の展示と同様、その写真はキュレーターの企画から削除された。この年の国営ラジオNPRのインタビューでオダネル氏は議論を投げかけた。彼が戦後すぐに見たものからすれば、日本は通常兵器で敗戦に追い込むことができた。しかも、本土上陸による十万人規模の犠牲者を要せずとも可能だった。

 トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録


  長崎忌曇るめがねを拭いてをり



2017. 08. 07  

打ち水(昭和のお母さん、そのフォームは野茂の如し)


8月7日、本日は二十四節気の「立秋」、ここより8月のスタート。

「暑気払い」という言葉があります。暑さをうち払うために、身体に溜まった熱をとり除くことですが、これは弱った気(エネルギー)を元に戻して、元気になろうという意味を持ちます。

昔の人は「暑気払い」という言葉をよく使いました。「西瓜(すいか)でちょっと暑気払いしましょうね」なんて。

瓜(うり)類は暑気払いの代表選手。西瓜、胡瓜(きゅうり)、冬瓜(とうがん)、苦瓜(にがうり、ゴーヤ)、南瓜(かぼちゃ)は夏が旬の食べ物です。

西瓜や胡瓜は身体の熱を下げ、利尿作用で余分な水分を出してくれますし、苦瓜はビタミンCが豊富で、夏バテ防止にもぴったり。冬瓜は、冬までもつことからその名がつき、古くから暑気払いに効く食べ物として重宝がられていました。南瓜は栄養豊富で保存性の高さが特徴。冷蔵保存技術などなかった時代、常温で冬至まで保存が効く野菜は、さぞや貴重だったことでしょう。

「枕草子」にはかき氷が出てきます。清少納言も暑気払いに食べていたのでしょう。

「あてなるもの。・・・削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる」

「かなまり」は金属製のお椀、「あまずら」は蔦の樹液を煮詰めて作る、一見蜂蜜に似た平安時代の甘味料のことです。メイプルシロップみたいなものかも。

傷ひとつ無い金属の小椀に盛りつけ、黄金色のあまずらをかけた平安時代のかき氷。

お椀の表面が冷気で白くなり、露を結び、いよいよ冷たさを増すさまは「あてなる」、つまり雅やかで上品、と表現されるにふさわしかったことでしょう。

冷蔵庫などなかった時代、夏に氷を口にするには、冬に氷を切り出して、氷室に蓄えておいたわけです。旧暦6月1日を氷室の節供といい、やんごとなき人々に氷を献上していたほど貴重なものでしたから、氷で暑気払いなど庶民には夢のまた夢、平安貴族のぜいたくの極みといったところ。

私は、冷えたビールが注がれたグラスが結露するさまを、「あてなるもの。糖質ゼロビールを冷蔵庫にて冷やし、あたらしきグラスに注ぎ入れたる」なんて、幾度も水をくぐらしたよれよれのムームーに、首には手拭い、どこが雅かといった装束(しょうぞく)で、「清少納言ごっこ」をしております。これもまた暑気払い。

後世に伝えたい言葉の一つですね。

私の夏用普段着には「1、2、3」のランクがありまして、1は、近所のスーパーまで出かけられるもの。2は、マンションのロビーまで郵便物を取りに行けるもの。3は、玄関を一歩も出られない装い。

よれよれムームーは、ランク2。これでゴミ出しまでは可能。

ランク3は、タンクトップに短パン。おもに掃除用としていますが、さすがにどなたも、還暦のタンクトップ姿(種痘跡つきボンレスハムの如き二の腕&かるかんの太もも)はご覧になりたくないだろうとの自己抑制、おばばのたしなみにございます。

さて台風5号ですが、本州を縦断しそうで心配しています。この台風、ノルーという名前だそうですが、のろま。迷走台風の停滞エリアは、その後のしっかりした地震に繋がってゆきますので、台風後も注意が必要です。

今月は下旬に大きな地震が目立つでしょう。

方位としては、西南方位が暗剣殺、北東方位が五黄殺と月破になります。東南アジア、北米へ出張される方々は気をつけて行ってらしてくださいね。

個人的には七赤金星と四緑木星の方々が、運勢的に困難な一ヶ月となります。注意してお暮らしください。特に七赤金星のみなさんは、車の運転は慎重に。もらい事故など起こりやすい月です。五黄の方々は、どうしたものか、ひねくれます。周囲に五黄の人がいましたら、やさぐれた言動をしても当たらずさわらずで。

みなさま、よき夏休みとなりますように。

  恋人と億光年の海泳ぐ



2017. 08. 04  
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安倍政権第3次改造内閣が"土用中”に発足。

茂木、小野寺、林という実務派が閣内に入り、固くまとめてきた印象。経済通の林さんが文科相とはもったいない気もしますが、「平時」の文科省ならいざ知らず、今の文科省は官僚の謀反という「戦時」状態ですから、能書きタレ男の官僚以上の明晰さが求められての起用なのでしょう。

外相に、過激な官僚批判で知られる河野太郎というサプライズもありましたが、なぜか彼の入閣を喜ぶサッカーファン多数。

彼等にとって「河野談話」といえば、湘南ベルマーレが勝利した後に太郎氏がTwitter上で発する「圧勝宣言」のこと(笑)フォロワーの私はサッカー音痴ですが、これは毎回笑いながら拝見しています。

「河野談話」のお父さんと間違えられて、よくスパムを飛ばされていますが、彼は慰安婦問題にはノーコメント。原子力以外は自民党の本流に近い人です。

土用中に発足した内閣ですから短命ですよ、きっと。

先だってのブログで「ドルが急落したのに日経平均が上昇する怪」にふれましたが、これは選挙が近いことを暗示しています。選挙が近くなると日経平均がゆるやかなカーブで上昇するので、解散総選挙を占う材料の一つになる。

ということは、夏枯れが常の8月相場ですが、今年の夏は上昇するということ。

安倍首相の外交日程に照らし合わせると、9月22日(金)臨時国会召集。冒頭解散ということになるかも。

9月という月は十二支・九星ともに年月同盤で、今回の同盤は「政治」に焦点が当たるはず。これは日本のみならず海外でも同様の現象が起こります。今年いちばんのドラマチックな展開が此方彼方で巻き起こる。

そして、10月10日(火)総選挙告示。10月22日(日)総選挙という流れ。青森4区と愛媛3区の補欠選挙と重ねてしまうという日程になるのでしょう。

この日は「大安」。六曜(大安や仏滅)は迷信なんですが、迷信ゆえに徳川幕府が禁止令を出さず今日まで残り、なぜか最もポピュラーという、ねじれた現象が続いているわけです。(仏滅なんて気にすることない!)ところが、政治家はゲンをかつぎますから、「大安」は大大大好き。

この選挙日程ですと、またしても新政権は土用中に発足、ということになるわけで、安倍さん大変だなぁ。ただ、彼の運勢は8月から上昇基調に入りますから、モリカケのような「悪ガキの仕掛ける落とし穴」ごときのショボイ祭りは終了。

今朝、新聞にざっと目を通していたら、「子どものいる家は禁煙」条例、都民ファースト、9月提出へ、という記事。百合さん、政治は人の心や家の中まで入っちゃダメですよ。

  夏なれや川風の乗る児らの声



2017. 08. 01  

ジャンヌ・モロー(31日死去、89歳)

「パリ8区の自宅アパートメント内で倒れた状態で亡くなっているのを家政婦が発見した」

いかにもレジスタンスなフランス女、ジャンヌ・モローらしい、いい死に方。

それを日本では「孤独死」などと死者を貶(おとし)める扱いをするのですが、「無量寿経」にある一文がこの世における人間の真理ではないでしょうか。

人、世間の愛欲の中に在りて、独り生まれ、独り死し、独り去り、独り来る。(人間は欲望に満ちたこの世に、ひとりで生まれ、ひとりで死に、ひとりで去り、ひとりで来る)

人間は基本的には孤独。ひとりで生まれてきて、ひとりで死んでゆく。しかし、心の奥底でつながっている人、あるいは思想や哲学(人によっては宗教)、こうした共感があればちっとも孤独ではない。

ジャンヌ・モローは大女優でしたが、カトリーヌ・ドヌーブほどの美貌でもなく、ソフィア・ローレンほどの官能もなかった。しかし通好みの味のある女優で、私の周辺においてジャンヌ・モローを理解する男どもは、心の眼で世の中を鋭く見つめているようなタイプが多かった。「死刑台のエレベーター」「恋人たち」「雨のしのび逢い」「突然炎の如く」が代表作。いい女だったわ、ジャンヌ・モロー。アデュー。

サン・テクジュベリが 「星の王子さま」でキツネに語らせるセリフ「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。かんじんなことは、目には見えないんだ」、この短い言葉が、なぜこれほどまでに世界中の人々の心に訴えるのだろうと思います。

日常生活で絶えず不都合な真実を押し殺し、「目に見えること」の世の常に振りまわされる日々を過ごすがゆえ、このキツネの言葉に心を洗われた気がするのでしょう。しかし、本を閉じればまた「目に見えること」の世界に戻ってしまうことの不甲斐なさ。誰もがそのような思いを抱いて生きているということ。

だからこそ、「心の眼で見る」ことは重要です。本当に大事なことは何?

この夏、ジャンヌ・モローの映画とともに、「星の王子さま」をもう一度、読み返してみたいと思います。

さて、土用も最後の週となりましたが、今週は彗星が3個、近日点を通過します。ということは、世の中が荒れるわけで、まず自然災害。非常に強い台風5号が進路を北寄りに変えて日本列島に接近中。これは被害台風になりそうな予感。今週末、公私ともに出歩く用事が山積みなんですけど、イヤですよ台風なんて。

そして、私が熟睡している深夜3時から4時過ぎ、なんとドルが急落していて・・ペンタゴンがウクライナに、という話なのか、それともトランプ政権人事のさらなる混乱、あるいは米短期金利上昇とか考えましたが、日経平均は3日ぶりに反発って、市場も変わって来ましたね。ここは大いなる分岐点なのかもしれません。

3日、安倍内閣改造。その前に、ジャーナリストの田原総一朗が安倍首相に提案した「政治生命を懸けた冒険」って、いったい何?

田原氏は、安倍首相の支持率が低下している現状から「来年まで延ばしたら安倍内閣が潰れちゃう」と述べるにとどめ、具体的な内容については「言ったらブチ壊れちゃう」と明かさなかったとされるが、そうなら話題作りなんかせずに、内緒で提言すればいいのにと思うのは私だけでしょうか。チマタでは「北朝鮮訪問」とかささやかれはじめて、それじゃあ、ちっともサプライズにはなりませんぜ。

  パンドラの函に入れたしタイフーン




プロフィール

れいらん

Author:れいらん
ご訪問ありがとうございます。

東洋占術歴40年になります。占い師とは「人を幸せに導く職業」だと思ってきました。同時に、多くの方のさまざまな悩み苦しみに接し、人ひとりが人生を生きく抜くことの困難さに思いを馳せずにはいられません。思えば私たちの人生はこころの旅であり、こころには喜びが必要です。こころがつらいとき、どんなに強い人でも自分を支えていくのは難しいことです。その苦しみからどうやって抜け出すか、私の占いが少しでもお役に立てれば幸いです。占いを通じて多くの方々の人生に接してきました。その喜びや哀しみに共感し、一喜一憂する日々はまた、私自身のこころの旅でもありました。

長きにわたり、ご紹介のお客さま限定の対面鑑定をしてまいりましたが、少しでも多くの方のお力になりたいと思い、このブログからの電話鑑定も受け付けることにいたしました。電話が苦手という方にはメール鑑定もご用意しておりますが、電話の方がよりニュアンスが伝わりやすいと存じます。

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