2017. 10. 22  


台風が近づいて、大粒の雨が芝を叩く淀の3000メートル。こんな菊花賞、はじめて。

どの馬が来てもいい。この状況下で競わねばならぬ馬にも騎手にも、みんなに拍手!

昔、後楽園の場外馬券売り場にいたら、志賀直哉みたいな見知らぬおじいさんが「一番人気の馬は、大事にしなさいよ」と教えてくださったことがあって、その言葉を、しみじみ噛み締めた日だったな(笑)

志賀直哉おじいさんは、三歳新馬戦で一着になった馬を指差し「あの馬を買い続けたら、家が建つよ」とも教えてくださったが、ほどなくして嫁になったので、競馬どころではなく。

その馬は、ナリタブライアンでした。買い続ければ、しょぼい賭け金でもアンクルトムの小屋ぐらいは建ったかも。

忘れ得ぬ、一期一会の志賀直哉おじいさん、感謝しております。

今年の菊花賞、もうどこが良かったか悪かったか、語るのは難しい。馬のバテ比べ。キセキ、スタートは良くなかったけど、デムーロの、馬場を読んで馬のリズムを大事にした乗り方が、結果として勝利につながった。そんな感じでしょうか。

最初おばばは、三連複フォーメーションで馬券を組んでみた。ところが、あの馬も入れ、この馬も入れ、なんてやってたら、マーラーのシンフォニーみたいな壮大馬券になってしまい、さすがにこれじゃトリガミだろうと、却下(笑)

そこで、こんな日は素直に枠連で行こうと作戦変更。結果、枠連2-7、まぐれで取りました。

武-松若のつもりで買ったのが、同枠のデムーロ-藤岡で、スペシャルまぐれ当り(笑)ありがとう、キセキとクリンチャー!

来週は天皇賞。豪華メンバーです。


  敗走の馬もいとしや菊花賞

 
 

  

  
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2017. 10. 22  



菊花賞は、私の競馬デビューゆえ、特別の思い入れがありましてね。

1981年11月8日、この日は晴天でした。横浜の上大岡に用事があって、道中、野毛の場外馬券売り場で買い求めたのが、ミナガワマンナの単賞3000円のみ。昔から、縁起ものに費やすお金は奇数、と決めていました。私の中では競馬も縁起もの(笑)

あの日、14番人気の馬をシンザンの子という、その一点で単勝買うなんざ、ど素人にしかできない暴挙でござんす。それが一着になって、12万円ちょっと手に。しみじみ、うれしかった。

当時、ひと月の給料手取りがそれよりちょっと多かったか。税だの社会保険料などたっぷり引かれ、聖徳太子15枚ほど。それでも堅気の24歳女子にしちゃ、いいお給料だった。

されど、のめり込まない。自分でブレーキかけて、クラシックレース以外はやるまいと。爪に火ともすような思いで稼いだ給金、バクチなんかですれません。

競馬で稼いだお金は別勘定にして、友人や後輩へのごちそう代。後は、本とレコードと映画と旅に費やしていました。あぶく銭は他人のためと、楽しいことに使うとよい。友人たちのちびちびに、ケンタッキー山もり食べさすので、ケンタッキーのおばちゃんと呼ばれていた。あの子たちも30代。いっちょまえになった。

さて、菊花賞。




軸のあやしい構成なんです。◎の馬がいない。みなさん、悩んでいらっしゃることと存じます。オッズのばらけ具合が、みなさんの苦悩を物語っておりますね。わかるわ~

しかも芝3000メートル、根性の要る馬場。それが連日の雨で渋くなっているところへ、台風が向かっていると。正直、レースよりも人馬は大丈夫か、そっちの方が気になって仕方ない。

例によって悩ましい五黄騎手、本日は外さずゆきます。さりとて、振幅大き過ぎゆるゆえ、どっちに転ぶかわからない。よって軸にはせず、かな・・。

淀の3000メートル、しかも超重馬場です。しぶとい馬+巧い騎手でなければならない。豊さんの巧者ぶりに期待して、ダンビュライトを軸にしてみたいが、外枠ゆえ単勝は買わず。複勝は買っておいてもいいか。現在、4番人気。

デム・ルメ(デムーロ&ルメール騎手)をどうするか・・。1番人気のキセキと、2番人気のアルアイン。アルアインを抑え。1番人気のキセキ、来ないかも。この馬を外す人は、まずいないと思うので、真似しないように(笑)

そして、おばばアミーゴの横山典さん。現在、3番人気のミッキースワロー。これも軸にしたいなあ。豊さんのダンビュライトとどっちにするか、悩みまする。京都に強くない関東馬だけど。そして典さん、五黄だけど。ううぅ。

後は、道悪に強いスティゴールド産駒、内枠にゴッソリいるのね。ここから2頭はいきたい。戸崎、津村、うーむ、松若も気になるぞ。柴田大知、ああ。どうすべ(津軽弁)

そして、福永と岩田と川田をどうするか。悩ましいねぇ、このトリオ。

今日は荒れます、絶対。人気馬はすべて外枠。淀の3000メートルに外枠は不利。そして馬場が馬場だけに、何が来ても不思議ではない。

もう、こうなったら、何でもありだ、whatever....


  片肘をついて悩みぬ菊花賞

  




2017. 10. 21  

ユトリロ


東京へ一時帰国していたホノルル時代の友人りっちゃんを見送りに、昨夜、羽田空港まで出かけた。

彼女は、お父上の体調がすぐれず看病に来ていたので、ゆっくり会うこともままならず、ならばせめて見送りでもしてあげたいと思った次第。

ところが驚いたことに、そこへ臼井さんが現れたのだ。聞けば、彼女と臼井さんは米国某大手監査法人の同僚で、臼井さんは現在、そこの日本法人で働いていらっしゃるのだとか。

あの臼井さんが、米国公認会計士だったとは・・。かもし出すムードは、尾木ママ&マダム中村のそれだったが。名詞交換までしてしまった。

りっちゃんが「れいらんさんは独身よ」と、臼井さんに紹介してくださったが、男と女というより、どうみても、尼と尼である。大雑把な尼は、万事細かい尼とは、合いませぬ。

探してみたら、臼井さんについてしたためた、ホノルル時代の日記が出てきた。


2008年1月23日

久しぶりに臼井さんとヌウアヌ・アヴェニューで会った。

臼井さんというのは私がつけたニックネームで(頭髪がバーコードゆえ)、実はお互いの本名も知らぬ間柄。それなのに近隣で会い、会うと立ち話が長くなる。相手のことを知らぬまま、これほど立ち話できるのも驚異的だが、それが臼井さんの流儀らしい。

もう一つ考えられることは、この界隈に日本人がほとんど住んでいないせいもあって、どう見ても日の丸100%の私に会うと、臼井さんは日本語を使いたくなるのだろう。

私が、「あ、どうも」と言ってすれ違おうとすると、臼井さんが「あのう」と言うので、立ち止まらざるを得ない。

普通「あのう」の後には「このスーパー安いですか?」とか「今何時ですか?」など、緊急的問いかけが続くと思い、こちらは思わず立ち止まるのだが、臼井さんは「あのう」と呼び止めておいて「お元気でしたか?」と世間話をはじめる。

ならば、「ええ。今日は急いでいますので、また」と言えばいいのだが、臼井さんに、買い物袋をじろっと見られると、本当はこれ提げて帰るしか用がないことを見透かされているようで、弱気になる。臼井さんは頭髪は薄いが、眼力の鋭い人なのだ。

「すみません、また」と言うこともできるが、それも嘘をつくようで嫌だ。ならばその旨、「ちょっと微熱が続いてて、ゆうべから更年期障害みたいな眩暈もしますので、また」と言えばいいのだが、そんなこと、名前も知らない人に何で言わなあかんのとも思うので、つい立ち止まってしまう。

前回もそれで、結局エコロジーの話になった。臼井さんの話の中心にはエコがあり、周辺に文化・教育がある。エコといっても世界規模ではない。自分規模、家庭内エコ。臼井さんの自分史授業、エコの章、みたいなものだ。

されど臼井さんは、私ごときにあっさりエコを理解してもらいたくないのだ。私にエコを勧めたいわけでもない。ただ自分がどんだけ純粋にエコしているか、聞いてもらいたいだけ。

臼井さんは私が適当な相槌を打つと気に入らず、それに対する訂正や補足が長い。

別れの挨拶に聞こえるように、私が希望的なことを言うと、それに対する打消しがあり、そのまた打消しに対する臼井さんサイドの自発的希望的かつ謙遜的な展望が語られ、それを途中でさえぎることなどできない。

なぜなら臼井さんは切れ目なしに喋るからだ。ちょっとした切れ目が来たら、「じゃ」と言えばいいのだが、まだ話が続くことがわかっている箇所で、「じゃ」とは言いにくい。それどころか、私がこの日記に書くために密かに臼井さんを観察し、頭の中でメモを取っていることまで見抜かれている感じがする、あなどれない臼井さんなのだ。

昨日、臼井さんが向こうからくるのを見て、私は焦った。本当に忙しくて、早く帰りたい。気がつかなかったことにしようと思ったが、臼井さんはしっかりこちらを見ている。

「いやあ、今日は祝日でポスト・オフィスはクローズしてました、じゃ、また」とでも言えばよい。とっさに思いついてタイミングをはかっていると、臼井さんは「あー、どうもねー」と、手をこすりながらすれ違って行ってしまった。「あ、どうも。じゃ、またねー」ということらしい。

すぐそばをすれ違っているというのに、道の向こうにいる人のように遠く、とても話しかけることなどできない雰囲気をかもし出していた。すごい技だと思った。


  ユトリロの白炙り出す秋の雨






2017. 10. 19  

気仙沼ニッティング


明日(20日)から土用に入ります。土用は四季の調整期間。

生きとし生けるものが感じとる時間とは、地球の自転に由来している。地球の時間を肉体が感知できるのは、地球の重力圏が及ぶ範囲。

「移動する速度によって、時間の進み方に違いがある」と言ったのは、かのアインシュタイン。実はわれわれが遭遇する、あらゆる出来事において、時間の進む速度はまちまちなのだそう。

肉体は、心臓の鼓動で時を計っているらしい。

なんとなく、時間は一本の直線のごとく繋がっているイメージを持つのだけれど、今われわれが生きている三次元において、今と、次の瞬間は繋がっていない。

宇宙は毎瞬毎瞬、その瞬間ごとに完全です。今ここに完成された完全なる宇宙があり、次の瞬間にはまた別の完全な完成された宇宙が生まれると。

われわれの意識は、毎瞬毎瞬、その完全な宇宙を移動することによって、時間の流れを感じているだけのようなのだ。ゆえに、今と次の瞬間は線で繋がっていない。

確かに、やらねばならぬことが山のようにあり、あゎゎゎわー、みたいなとき、「落ち着きなさい。時間はたっぷりあるから大丈夫」、もう一人のおばばがそう囁くと、あら不思議、余裕とでも呼ぶべき新たな時間が誕生するのよ。

当然、同じ意識状態のままで、あーどうしましょ、大変だぁ、とばかりに泣きが入った状態のままでいると、ろくなことはない。自分の信じた通りの宇宙を、また次の瞬間に創造するからだ。

信じるものが変わった次の瞬間、新たな信念通りの宇宙が産み出される。

「これで良いのだ」と知っている人は、これで良い宇宙を産み出す。「これではまずいことになる」と知っている人は、これではまずい環境を創造してしまうものだ。

土用というと、あーヤダヤダ、と仰るかたが多いのですが、そう思っていると「イヤ~な土用」が待ち受けているということ。それを物理学では「因果律」という。

今日は朝から、冷たい秋の雨がしとしと降り続き、こんな日は、北村太郎の「港の人」でも読んでいたいと思って、さりとてそれは許されざる木曜日。深夜、ベッドに入ってから読めばいいのだ。

そんなことを思っていたら、ふと脳裏に浮かんだ北村太郎の一文があった。

「わたくしはあまり運なることばを使いたくない。ひとが、それは運だよ、というとき、わたくしなら何もいわず、沈黙していたい。運に対抗できるのは、ただひとつ、沈黙しかない」 「運と沈黙」より

北村さんは因果律をよくご存知の人だったと、しみじみ思う。ゆえあって、20代の頃に北村さんと邂逅があった。なつかしい感じのする人だった。あたたかく、静かな時間が、いつも北村さんを包んでいた。されどその人生は、慟哭であった。


  風呂吹や下駄の音する夕ごころ







2017. 10. 15  



スケ番、強し!

ドラえもんのいとこ、ディアドラが2017年秋華賞を制した。

カワキタエンカがハナを切り、アエロリットが続くも、岩田のファンディーナが孤独女子アエロちゃんに被さる。それが嫌なのね。アエロちゃん、力んで力んで、あれじゃあ保たないわ~。アエロを潰す岩田の作戦よ、きっと(笑)岩田なら、それぐらいやる。

デムーロ騎乗のモズカッチャン、思ったより反応良くて、デムーロが勝ちに行ったところで、結果として、ディアドラの進路が空くんだなあ。

そこを一気に突っ込むスケ番。伊達に不良してない。ルメール騎手、さすがのものでございます。おばばってば、TV前で「行けッ、スケ番!」なんて叫んで、どなたにも見せられませんことよ、こんな姿。

そして、お姫さまもはじけた。リスグラシュー、爆発!されどお嬢さまゆえ、おっとり構えちゃって、スタート悪いのが弱点。道中で脚を使わざるを得ない。武豊だからの2着。

おばばは悩みに悩んだ末、五黄の騎手は全員外した。ルメール・武豊・岩田と予想したが、実際は、ルメール・武豊・デムーロ。上位馬勝負で、万馬券にはならなかったが、単賞と馬連。

岩田のファンディーナはディープインパクトの娘。やはりディープ産駒、重馬場には強くないと実感。

問題の五黄騎手、4着~7着までズラリ。私が買わないと、こうやって上位に並ぶのよ。危ない、危ない。

来週は菊花賞。顔ぶれイマイチ。

さて、仕事に戻ります。


  スケ番も姫もをるなり秋華賞





プロフィール

れいらん

Author:れいらん
ご訪問ありがとうございます。

東洋占術歴40年になります。占い師とは「人を幸せに導く職業」だと思ってきました。同時に、多くの方のさまざまな悩み苦しみに接し、人ひとりが人生を生きく抜くことの困難さに思いを馳せずにはいられません。思えば私たちの人生はこころの旅であり、こころには喜びが必要です。こころがつらいとき、どんなに強い人でも自分を支えていくのは難しいことです。その苦しみからどうやって抜け出すか、私の占いが少しでもお役に立てれば幸いです。占いを通じて多くの方々の人生に接してきました。その喜びや哀しみに共感し、一喜一憂する日々はまた、私自身のこころの旅でもありました。

長きにわたり、ご紹介のお客さま限定の対面鑑定をしてまいりましたが、少しでも多くの方のお力になりたいと思い、このブログからの電話鑑定も受け付けることにいたしました。電話が苦手という方にはメール鑑定もご用意しておりますが、電話の方がよりニュアンスが伝わりやすいと存じます。

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